2015年8月 8日 (土)

最後の定期総会と「糸島の古民家」の刊行

平成27年5月10日に第12回定期総会を開催しました。会場は、本会の設立総会と同じ「伊都文化会館」です。

総会の主な議題は、本会の解散と本会のこれまでの調査活動の記録を冊子にすることです。
平成16年4月の設立総会時に、活動の事業方針として約10年間の調査・保全・活用事業と調査報告書の作成としていましたから、概ねその方針に沿った形となりました。
総会では20名の会員出席のもと、提案した議題が全て了承され決議されました。
総会の時に原稿見本として提示した冊子とする調査活動の記録は、タイトルを「糸島の古民家」とし、これまでの本会の繰越金を活用して、全64ページのカラー印刷で150部を製本することができました。
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贈呈先として、歴代会員88名全員、調査に協力していただいた11家、さらに糸島市の図書館や公民館など公的機関に送付させていただきました。
また、平成27年7月8日付けの糸島新聞にも記載されました。
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その後、贈呈先からはお礼の電話やハガキを頂き、本会の記録を冊子という形に残せたことの喜びをことさら強く感じました。
これで会は閉じましたが、本会の趣旨である「先人から受け継いできた家などの建造物は、文化遺産であり社会資本である。これらの歴史的所産を大切に保全・活用し、現代に継承していくことを目的とする。」ということは、これからもますます重要になってくると思います。
この冊子には約100件の糸島の古民家のリストを記載しています。これらの建造物がこれからも保全・活用され、糸島らしい美しい風景が変わらずに残ることを切に望みます。
(記事:瀬崎敏博)

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2014年12月18日 (木)

第9回古い建造物見学会の報告

先月13日(平成26年11月13日)に、本会としては第9回目となる「古い建造物見学会」を開催いたしました。見学先は大分県玖珠町「旧久留島氏庭園・栖鳳楼」。

玖珠町は「日本のアンデルセン」と称された久留島武彦の出身地で、日本童話祭が長年開催されている「童話メルヘンの里」としてとしては知っていましたが、このような歴史遺産があることとは知りませんでした。
場所は、瀬戸内海の水軍だった来島(のち久留島)氏が当地へ移封され造った森城下町。その八代目藩主久留島通嘉が三島宮(現末廣神社)造営時に作った庭園と楼閣です。家格的に陣屋しか造れなかった久留島家が、その神社造営に城造りを思わせる城壁を作り上げています。城壁に込めた思いは何だったのでしょうか。
朝8時30分にJR前原駅前に集合し8時45分に出発。最初の見学先の「旧豊後森機関庫・同転車台」に到着したのが10時45分。予定どおりです。
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R0020946_2             旧豊後森機関庫・転車台
玖珠町観光協会のガイドさんの説明も面白く、かっては「こんな壊れかかったもの」と思っていたのが、最近の産業遺産ブームのおかげで見学者も多く、町にとって重要な観光資源となっているそうです。
見学後、「ホテル清流」へ移動。早めの昼食を頂きました。
12時20分。今回のメインの見学先「旧久留島市庭園・栖鳳楼」へ到着。
R0020960           まずは藩主御殿庭園前で記念写真
「わらべの館」の館長さんも勤められるガイドさんの説明で案内してもらいました。
R0020962               藩主御殿庭園
R0020967           石垣で造られた神社への石畳路
R0020965              城壁を思わせる石垣
R0020976                 栖鳳楼
R0020979             栖鳳楼二階からの眺望
R0020981                末廣神社社殿
R0020984                 堅牢な石垣
R0020993                 清水御門
神社でありながらお城さながらの堅牢で美しい石垣の数々。石積みマニアの私としてはワクワクするような石垣との出会いでした。
約1時間の見学後は、城下町を散策したり角牟礼城趾へ上ったりとの自由行動。町家地区で立ち寄ったカフェは雰囲気も良く珈琲もなかなかの美味しさでした。
帰りは、15時丁度に見学地を出発。途中「道の駅童話のさとくす」へ寄り、予定時刻の17時50分前に無事JR前原駅に帰り着くことが出来ました。
(記事:瀬崎敏博)

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2014年7月30日 (水)

2014年(第11回)定期総会を開催しました

平成26年5月11日(日)午後1:30より、本会の第11回定期総会が開催されました。

総会会場は、本会の吉丸副会長の実家。旧二丈町の佐波地区にある古民家です。比較的新しい建築だそうですが、通常使いの土間玄関の他に敷台玄関も構えられており、格式高い造りでした。
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総会出席者は、20名。議事としては2013年度事業・活動報告、同決算報告などが提案され、異議もなく承認されました。
総会終了後は恒例の見学会です。今回は、同じ佐波地区の古民家に若者7名が暮らす「糸島シェアハウス」です。
自給自足を目指す若者達が、一軒の古民家に共同して暮らすという新しい生活スタイルの見学です。
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自由に改造して良いと条件のもと借りている民家で、座敷の床下を韓国式のオンドルとしています。
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ここで暮らし始めて2年目。地域の人から田んぼを借りて米造り。狩猟免許(わな猟)を取得してイノシシを捕獲・解体。ミツバチ飼育。野草採取などなど。
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エアコンはもちろん使わず、暖房も薪を使うこのオンドル。電気も太陽光パネルを使っての発電。エネルギー源も出来るだけの自給を目指しているそうです。
また、地元の人達とのコミュニケーションも上手に行い、過疎が進む当地区にとって貴重な若い力になっているとか。
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案内してくれた志田さん。会員の質問にも丁寧に答えて頂き、なかなか感じの良い好青年でした。
過疎化が進む地域の古民家が、このように外からの若者達に活用されていく。古民家存続の大きな力になりそうです。
(文責:瀬崎 敏博)

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2013年11月20日 (水)

第8回古い建造物見学会(山鹿市來民文庫他)

本会では、毎年この秋紅葉の季節に古い建造物保全活用先進地の見学会を行っています。

今年は8回目、先週の木曜日(11月14日)に、山鹿市鹿本の「來民文庫」をメインに山鹿市温泉街の「八千代座」、「さくら湯」、「豊前街道界隈」などの見学を行いました。
前原駅前を8:45に出発。途中、広川SAでトイレ休息をとり、來民文庫に到着したのはほぼ予定どおりの10:45です。
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熊本県立鹿本農業高校の正門前。吉岡夫妻が運営される私設図書・博物館「來民文庫」は、広大な敷地に、明治13年建築の母屋や土蔵などを活用して、膨大な民具や図書、衣類などが展示されています。
R0020197                      母屋
R0020192                   蔵や石風呂小屋
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                     農具
R0020183_2                      古書
R0020188_2                      絣
R0020194                  吉岡夫人の説明風景
母屋は、蚕飼育のために床下に3カ所の石火鉢を備え、屋根には換気のために越屋根が設置されています。
話には聞いていましたが、収集された古民具や古書さらに絣の仕事着などのその量の多さと質の高さに圧倒されました。
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これは石風呂。五右衛門風呂の出現で姿を消していまいましたが、ここでは入浴体験が出来るそうです。
R0020206               玄関前での記念写真
約2時間の見学会後は、バスツアー楽しみの昼食です。今回は「水辺プラザかもと農園レストラン」でのバイキング料理。地元産の食材での料理の数々。品数の多さと美味しさを堪能しました。
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食事の後は山鹿市中心街へ移動。「八千代座」や「さくら湯」、また豊前街道筋の「酒造元千代の園」などの自由見学です。
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ちなみに私は、昨年11月に木造伝統工法で復元オープンした「さくら湯」に入浴。昼過ぎの時間で入浴客も少なく、ゆっくりと山鹿の温泉を楽しみました。
当日は秋晴れの晴天に恵まれ、暖かくて心地よく。また帰りの車中では、Sさん手づくりの古布を使った小袋を景品とした抽選会などを催すなど、楽しく無事に帰り着くことができました。
(記事:瀬崎)

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2013年5月18日 (土)

2013年度定期総会(第10回)

先の日曜日の5月12日に2013年度の定期総会が開催されました。

場所は、二丈吉井の「まむし温泉」近くの古民家を活用したカフェ・食事処「山ぼうし・浮岳茶寮」さんです。
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議題は、2012年度事業・会計報告、2013年度事業・会計計画などでした。20名参加のもと、全議案承認を受けました。
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今回の参加者は、新規会員を含め20名の参加。総会終了後は、会場のオーナーからこの建造物との出会いなどのお話を伺いました。
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その後、コーヒーとケーキを「浮岳茶寮」の方で見学を兼ねて頂き、
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さらにその後、近所の楢崎家住宅を見学させて頂きました。
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五月晴れの天候にも恵まれ、とどこおりなく総会を終えることが出来ました。
なお、役員改選での新役員も以下のとおりとなりましたのでここにお知らせいたします。
(2013〜2014年度新役員)
 会 長:井手善来
 副会長:波多江辰典・吉丸克彦
 事務局長:瀬崎敏博
 会員・組織担当:吉丸克彦(兼任)
 広報・HP担当:関元継
 見学会担当:藤原一義
 前原地域担当:山本敏夫
 志摩地域担当:山本博一
 二丈地域担当:吉住武晴
 会計担当:瀬崎公子
 会計監査:藤田静男・吉田貴子

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2012年11月17日 (土)

第7回古い建造物見学会「豊後高田昭和の町を訪ねて」

先の11月14日(水)に、当会では7回目になる古い建造物の見学会を開催しました。

見学先は、大分県豊後高田市。総勢42名の参加で、前原駅を8:45に出発し九州自動車道北九州経由で豊後高田市に到着したのはほぼ予定どおり12:00。出迎えてくれたのは、きれいに紅葉した中央通りの銀杏並木です。
そして、関西お笑い芸人並みのガイドさん案内のもと、約1時間の「昭和の町」散策を楽しみました。
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それぞれの店には、一村一品ならぬ一店一品のお宝が展示されていて、昭和初期の懐かしい時代を感じます。
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散策後、記念撮影を行い、600町歩を有したという野村家の米蔵を改修した「昭和ロマン蔵」の食事処「旬菜:南蔵」で美味しい昼食を頂きました。
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昨年の見学会は雨に見舞われ散々な天候でしたが、今回はご覧のとおり晴天。帰路はバス運転手さんの提案で裏耶馬渓のルートで帰り、車窓でしたが、見事な岩山と紅葉も楽しむことが出来ました。・・・皆さんお疲れさまでした。 
                         (投稿者:瀬崎)

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2011年12月 7日 (水)

第6回古い建造物の会見学会

11月18日(金)に、毎年恒例の古い建造物の会見学会を行いました。

今回は、福津市の津屋崎千軒を中心とした町並みを見学しました。

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津屋崎では、「津屋崎千軒海とまちなみの会」のガイドさんたちに

案内していただき、普段知る事のできない町並みや歴史を見る事ができました。

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最初に立ち寄ったのは「藍の家」

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地元の方々によって守られている建物で、

定期的にコンサートなども行われているそうです。

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藍染の暖簾にはクロツラヘラサギが染め抜かれています。

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次に、津屋崎人形の店や菓子店など今でも営業している

古い建物のお店に立ち寄りました。

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町並みの途中には、こんな瓦の美しい場面もあり

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ウダツの残る町屋など散策しました。

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玉の井旅館など、かつての栄華を偲ばせる建物が多くありました。

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津屋崎の中でも一際大きな建物に、豊村酒造があります。

中に入ると、大きな梁に圧倒されます。

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ここで記念撮影をしました。

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入り口には、こんなおしゃれな郵便受けがありました。

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次に、宮地嶽神社に行きました。

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三階建ての大阪屋旅館にて名物「松が枝餅」を食べました。

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太宰府天満宮の梅が枝餅より起源が古いとされる松ヶ枝餅

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大阪屋の大将は、人情味あふれる方でした。

おわり

 

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2011年6月16日 (木)

今年度第1回役員会を開催しました

先日の6月12日(日)10:00から、井手会長宅にて、今年度の第1回役員会が開催されました。

役員会の議題及び決定した内容は、次のとおりです。

(1)年間行事日程について
 
◯11.06.12(日)10:00〜11:30:第1回役員会(場所:井手善来会長宅)・・・今回、完了
 ・年間行事日程について/・建造物調査日程について
◯11.08.21(日)09:00〜11:00:第2回役員会(場所:未定)
 ・建造物調査記録及び調査日程について
◯11.10.09(日)09:00〜11:00:第3回役員会(場所:未定)
 ・見学会について/・・建造物調査記録及び調査日程について
◯11.11.13(日)09:00〜11:00:担当者会議(場所:未定)
・見学会直前準備について
◯11.11.18(金)08:00〜18:00:「宗像市赤間宿〜福津市津屋崎」見学会
◯12.02.12(日)09:00〜11:00:第4回役員会(場所:未定)
 ・建造物調査記録及び調査日程について
◯12.01.09(月)18:00〜21:00:新年会(場所:未定)
◯12.02.12(日)09:00〜11:00:第5回役員会(場所:未定)
 ・建造物調査記録及び調査日程について
◯12.04.07(土)(日)09:00〜11:00:第6回役員会及び花見(場所:瀬崎敏博事務局長宅)
 ・建造物調査記録及び調査日程について
◯12.04.29(日)09:00〜11:00:第7回役員会(場所:未定)
 ・定期総会について
◯12.05.13(日)13:00〜16:00:定期総会及び見学会

 以上の行事日程で決定しました。
 なお、場所の未定は、井手会長と吉丸副会長にて、後日、調整し決定することになりました。
   
(2)建造物調査日程について

 「建造物調査日程表」に基づき、意見交換した結果、調査・記録担当:瀬崎敏博とHP・広報担当:有田和樹にて分担し、月間4件程度行っていく。
 また、建造物の所有者との交渉は、当面、主に井手善来会長と吉田貴子会計監査役にて、調査に入る1ヶ月前程に連絡調整する。

 以上のことが決まりました。

 井手会長宅では、奥様によりコーヒーに抹茶にお菓子の接待があり、また、見学会担当の藤原一義さんからはドイツケーキの差し入れがありました。ありがとうございました。                                       (記者:瀬崎敏博)

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2011年5月 8日 (日)

家族会員募集!!

「家族会員を設けることについて」本日の定期総会で決定しました。現在、会員の家族も会員と同額の年会費を払っていただいていますが、今後「家族会員」では、会員の家族であれば、年会費は会員の半額で会員となれます。

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第8回定期総会を開催しました

「糸島の古い建造物を保全・活用する会」第8回定期総会を、糸島市の川付にある伊都安蔵里(旧福井邸)で開催しました。「古い建」では、5月の定期総会では、毎回古民家をお借りして総会を行っており、今回は、最も古い部分で築150年になる旧福井邸の二階の座敷で行いました。

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総会では、今後の活動内容や役員改正について話し合い、伊都安蔵里の八尋館長に建物についての説明を受けました。

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